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Works 絵本

日本遺産紙芝居『結いの里の森林鉄道』

初めて紙芝居の絵のお仕事をさせていただきました。

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かつて林業で栄えた、高知県の東にある「結いの里」と呼ばれる中芸地域5町村。そこには山で切った材木を海まで運ぶ機関車「森林鉄道」が走っていました。
今も森の中に残っているトンネルや線路の風景が国重要文化財に指定され、平成29年にその歴史や遺構が日本遺産に指定されました。

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その風景を、地域の子供達に伝えるための紙芝居を作りたい、との地元の方々の声を受けて、監修の古川誠さんにお声をかけていただきました。
紙芝居の文章は、鎌倉の雑貨店moln店主の佐々木綾さん。森の動物たちが、夜の森林鉄道に乗って風景をめぐる、かわいらしい物語。

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お話の所々に、実在した風景が出てきます。こちらは釜ヶ谷桟道という橋です。

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(写真は魚梁瀬森林鉄道遺産webミュージアムHPより)

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かつて栄えた町の風景。山の中の町には、映画館もあったそうです。

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現在は、ゆずの産地として有名な中芸地域。線路沿いに広がるゆず畑の風景も出てきます。

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機関車の終着点、海へついたところ。絵は全部で11枚描きました。

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制作中の机。実在したものを描くため資料を見ながら、当時にタイムスリップしたような気持ちで描いていました。

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完成した紙芝居がこちら。桐箪笥職人の岩谷堂クラフト(創業1783年!)さん制作の、漆塗りの豪華な木枠に入っています。裏面の文章レイアウトは、デザイナーのREINA NICOさんが仕上げてくださいました。素敵な方々と一緒に物作りができて嬉しいお仕事でした。
ご縁に感謝。

紙芝居は中芸地域の小学校等に寄贈されるそう。
読んでくれる子たちも、森林鉄道の冒険を楽しんでもらえたら嬉しいな、、と願っています^ ^

森の中の鉄道跡とゆずの村、温泉やモネの庭のある美術館など、観光にも力を入れている中芸地域。私もいつか必ず訪れたいです。
中芸地域について、詳しくはこちらのHPもご覧ください↓

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